NICEHCK NiceHCKDragonSale in Ear Monitor Cable, 7N OCC Palladium Silver Alloy Mixed Earphone Upgrade Cords, 1.25m IEM Cable, Balanced Cables with 2Pin/MMCX for Headphone (4.4mm 0.78 2Pin)

派手な音質変化は一切ないのですが、全音域の一音一音を整えてドライバーに伝え、イヤホンのポテンシャルを最大限に引き出すようなケーブルです。それと同時に、そのイヤホンがどの音域をどれだけどう出せるのか、イヤホンのレベルを知ることができるケーブルだと感じました。イヤーピースを色々試すことで、このケーブルの良さがもっと分かると思います。重い(重いと感じないが)とか、取り回し悪いなどの意見もありますが、ユーザーの工夫(アイディアや経験値)次第で、外使いもできるケーブルです。ここのパッケージはバルク品みたいなチャック付きの小さなビニール袋に入っています。袋が小さいのでかなり小さく巻かれており、クセもついています。クセ取り方法を知っていれば、分岐下のスリーブ部分の巻き癖もすぐに直せます。

ケーブルの音質変化（？）には満足です。変に脚色せず素直に解像度、音場の広さを自分の気に入ったイヤホンの音の傾向のまま底上げしてくれる感じでした。ただしフラグシップケーブルの割に編みが甘く、緩い部分があったり、購入して１日後にタイムセールで大幅な値引きがあったりと非常に残念な思いをしたので、個人的に星4です。意見は別れてますがケーブルは重いし、太さと外からの見た目もゴツいので外使いはナシだと思います。

音に関してだけ評せば、解像度、定位、質感、サウンドステージ、バランスの全てが高レベルで且つ上品で落ち着いた音色に纏めており高級ケーブルメーカーの王道的な纏め方。サウンドステージの広さ一つ取っても、広大な音色に定評があるNICEHCKのフラグシップ級のSpaceClaudに匹敵するレベル。長時間の鳴らし込みが必要だったり上流機器を選びがちで評価されつつも終売となってしまったNICEHCKフラグシップIEMのLoftyとの相性が素晴らしいとの声もあり所有するLoftyで試した所、ケーブルにも要求が厳しいLoftyの専用品と思える程に素晴らしい音を奏でてくれた。音の代償の一つがコストであり金並みに高価なパラジウムと銀の合金を線材の一つに使ったせいであろうが他のフラグシップ級と比較しても２倍程度値段が高い。音質の為に高級ラインケーブルで使われているカーボンスリーブを使用した事でイヤホンケーブルとしては取り回しが極端に悪くなっている、タッチノイズも酷い。おそらく歩きながらの使用など考慮されておらず、室内で座ってゆったり視聴用。音は素晴らしいが使用状況を選ぶ点に注意が必要だが、一聴の価値は有るケーブル。

ケーブル自体の重さでイヤホンが引っ張られて位置がズレる、耳が痛くなるので長時間の使用に耐えないケーブルです。